*

Choosing Wisely:世の中、ムダな検査が多すぎますよという話。

公開日: : 最終更新日:2017/03/13 ┣たまには女医っぽいおハナシ , ,

Choosing Wisely(賢く選ぼう)とは?

世界で広がっている
「過剰な医療」をやめようとういうキャンペーンです。
有名なのはアメリカのChoosing Wiselyで
アメリカ内科専門医認定機構が2012年に始めて以降
ほかの学会も次々に賛同し
サイトには400以上の「不要な検査・治療」が紹介されています。

日本では地域医療機能推進機構本部、
総合診療顧問の徳田安春医師が
Choosing Wisely in Japanを提唱しています。
内容は以下の通り

1.無症候の成人にPET-CTによる癌スクリーニングを推奨しない

2.無症候の成人に腫瘍マーカー検査を推奨しない

3.無症候の成人にMRIによる脳神経疾患スクリーニングを推奨しない

4.非特異的腹痛に対して腹部CTをルーチンの検査としない

5.医療者の利便性という理由だけで尿カテーテルを留置しない

最初の3つは、まさに
「人間ドックで日々行なわれている、やらなくておいい検査」と同じです
自費だからゆるされていますが、保険診療では考えられないことです。
理由は別の投稿で解説するかもしれません。

世界のChoosing Wiselyの流れは止まらないと予想しますが
残念ながら現在の日本は過剰医療の傾向があります。

検査は多い方がいい、と思っている日本人に
受け入れられるのは当分先かもしれません。

Sponsored Link

関連記事

女医流、予防接種の受けさせかた【プレパレーション preparation 】ご存知ですか?

インフルエンザの予防接種、子どもにも受けさせました。 上の子、2歳なのですが、今回全く泣かなか

記事を読む

no image

離乳食開始を遅らせてもアレルギーは減らない

2014年のPediatrics(=小児科)という 医学雑誌に掲載された論文で 気になるものがあ

記事を読む

【乳がん検診:何歳でどの検査を受けるべき?】女性が知っておきたいことまとめ

こんにちは 医師×マネーコンサルタントの岡本彩です がん検診について、まだまだよくわからない

記事を読む

外科医に「手先が器用なんですね」ほど失礼なコトバはない!?

おはようございます 現役医師マネーコンサルタント岡本彩です わたしは現在内科医ですが その

記事を読む

漂白剤の使い過ぎにご用心

子どもの服は汗や泥、食べこぼしで本当に汚れます。 あまりに汚れがひどい場合は漂白剤を使っていました

記事を読む

毎年血液型をしらべる意味ってナニ?

健康診断や人間ドックをやっていると つくづく 「無駄な検査を受けている人多いなあ」 と感じます

記事を読む

【患者さんによく聞かれる質問②】お酒は飲んでいれば強くなる?

お酒の強さは何で決まるのか? 実は、お酒に強いか弱いかは、 アルコールを分解する酵素が生まれつき

記事を読む

【検査のウラ話】99%信頼できる検査を受けて、実際に病気の確率は?

今回の記事では、 なかなか一般の方が理解しづらい、 偽陽性について実際の数字で解説します。

記事を読む

メルマガ読者様のご質問にお答えします:布ナプキンについて

先週から発行を始めた公式メールマガジン ご登録&ご感想ありがとうございます メルマガは直

記事を読む

2017年花粉飛散予想

こんにちは。 ただいまこのサイトの大改修工事を計画中で すこし記事の更新がゆっくりになっています

記事を読む

Sponsored Link

Sponsored Link

投資って難しそう?実は楽しいんです!【おとなのためのマネーアカデミー】Ⅰ期募集スタートです

【おとなのためのマネーアカデミー】 4か月の講座、折り返し地点となり

夏休みシーズンに投資家がやること

  お盆休みシーズンですね わたしは、山の日の祝

働く母の姿をみせてみた◇訪問診療にわが子同行

前からやりたいと思っていたこと 子どもに 「自分と同じように医師に

「ハイスペック男性」ばかりをねらう女性にモヤついた原因がわかった!

ちょっと勇気のいる記事を投稿してみます。 男性を年収で線引きする女性

「お金は苦労しないと稼げない」と思っていた過去のワタシ

あなたが子どもの頃 ご両親(or 身近なおとな)は お金のことをな

→もっと見る

PAGE TOP ↑